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Livebild von der Fabrik in Miyazaki

雑誌『レトリバー』で紹介されたビッグウッド宮崎工場潜入レポートでご紹介します。

最近流行の“自然食”ドッグ・フード。
でもいったいどういう基準で、“自然食”をうたっているのだろうか?
そして、どうやって作られているのだろうか?
そのあたりに迫ってみました。

最近、“自然食”のドッグ・フードがはやっているが、その製造方法や、 普通のドッグ・フードとはどこがどう違うのかといったところは、あまり知られていない。 そこで、今回は自然食フードの実態を探るべく、メーカーの工場に潜入し、レポートすることにした。

しかし、もともと国内でドッグ・フードを製造しているメーカーが少なく、しかも“自然食”となると、 ほとんど“ない”に近い。数少ないメーカーに問い合わせてみても、ほとんどが製造過程までは取材拒否。 “企業秘密”というわけだ。そうまでされると、どうしても知りたくなってくるのが人間の性。 そして、次が最後の1軒。恐る恐る電話する・・・。「あの~ぉ、『レトリーバー』編集部と申しますが… と、ちょっぴり弱気になっている。イカン!気を取り直して、カクカクシカジカ話してみると…、 「私達の自然食ドッグ・フードの基準にしているものは、第一に食品以外のものをいっさい加えていないところですね」 とビッグウッド(株)代表、大木政春さんは丁寧に説明してくれた。

一般的なドッグ・フードは、一定期間品質を保たせるために保存料が加えられている。 そのおかげで長期間の保存に耐えられている。ということは、無添加の自然食にしてしまうと、 ドライ・フードであっても“日持ち”しなくなってしまうのでは?「そうです。だから大袋売りというのはできないですし、 大量生産することもできないです。製造過程は、ほとんど手作業ですし その分コストも高くなる・・・!?続けていろいろ質問していると、「話だけではわかりにくいので、 一度工場に取材に来て下さい。一目瞭然ですからと逆に招待されてしまったのだ。 うれしい反面、これでは“潜入”にならないではないか!とは言いつつ、われわれ取材班は工場がある宮崎に飛んだのである。

保存料が使われていない以上、原材料自体の質や鮮度も問われてくる。そのため、ここでは工場のある宮崎産の肉や魚、 米、無農薬栽培された野菜を厳選して使っている。実際、豚や鶏肉などは、そのまま炭火に乗せてジューッとやれば、 私達でもその場で食べられるレベル。イカンイカン、ヨダレが出る。
そういった素材が町工場のような小さな工場に運び込まれ、1工程ごとに、白衣を着た人の手が丁寧に加えられていく。

まず、余分な脂身を取り除かれた肉類はミンチ状にされる。それに細かく刻まれた野菜、 ハーブ、米、ミネラル豊富な温泉水、そして木酢(人間でいうところの黒酢のような作用があるらしい)を加え、練り合わされる。 次に練り合わせたものをトコロテンの原理の機械にかけ、ニュッっと伸ばして完成品の大きさに細かくカットする。それを、 大きな洋?ダンスみたいなオーブンに入れて、まず蒸す。そして、そのまま遠赤外線で水分を飛ばす工程に移るのだ。

作業は流れるように進むが、この加熱の過程でものすごく気を使っているのが、見ているだけでもわかる。 こまめに温度計を確認するのは、温度をあまり上げすぎると、素材自体の持っている天然の栄養分が壊れてしまうから。 そうなると、せっかくの厳選素材がムダになってしまう。なるほど、このあたりが、“自然食”ドッグ・フードのポイントだろう。

かくしてオーブンから取り出されたフードは、自然冷却してから袋に詰められ、ようやく完成品になるのであった。 意外に知られていない自然食作りの工程。日持ちしないからこそ大量生産できないし、機械化できない。 そして、最後の箱詰めまで、そのほとんどの工程に人の手が入る。

これが“自然食”の実態だったのである。

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